時価会計の停止 2009 2 21

 時価会計というものは、平時の会計だと考えています。
現在のような非常時に、時価会計を適用するのは、おかしいと思います。
 時価は、常に正しいのか。
それを考えるべきです。
非常時には、時価は、異常値を示すことがあります。
 アメリカの金融株は、
自分たちが考え出した会計ルールによって、滅びるのか。
そんな愚かなことは、止めるべきです。
 時価会計というものは、
投資家にとっては、便利な物差しかもしれません。
極論すれば、時価会計というものは、
投資家のために存在しているようなものです。

金融危機のメリット 2009 2 15
 最近は、金融危機の負の側面ばかり強調されていますが、
2月14日の日本経済新聞にあるように、プラスの面もあるのです。
 金融資本主義全盛の時代は、「ものを言う株主」や「ファンド」が、
企業に対して短期的な利益や配当を要求しましたが、
金融危機で、そういう株主は沈静化したのです。
 これで、やっと長期的視野に立つ経営ができるようになったと思います。
金融資本主義全盛の時代は、「長期的な経営戦略」と言うと、
馬鹿にされる雰囲気があったのです。
「短期の利益を求めるのが正しいのだ」という雰囲気があったのです。
 私は、数年前から四半期決算は止めるべきであると主張してきました。
これでは、どうしても経営が近視的な経営になってしまいます。
四半期決算が続くならば、上場しているメリットを感じなくなります。
株式を非公開にして、長期的視野の経営をしたいと考える企業も出てくるでしょう。
現実に、上場していない企業で、優良企業があります。
 株価原理主義、四半期決算は、企業を疲弊させてしまいます。
これは、長期的に見れば、投資家にとっても、損です。

















































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